老若男女問わず古くから愛されている古都、京都。友達同士で写真映えする場所を巡るおしゃれな旅をする場所としても人気ですが、一人旅がしやすい街としても圧倒的な人気があります。一人旅をこれから始める方は京都から始めてみるのもおすすめです♪
京都をはんなり一人旅
~奈良時代へタイムスリップ 「伏見稲荷大社」~
このズラーっと並んだ鳥居の写真を1度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。千本鳥居で有名な伏見稲荷大社は、全国に3万社あると言われている「お稲荷さん」の総本宮でもあります。五穀豊穣、商売繁盛、交通安全、家内安全、所願成就のご利益があるため京都に行くならぜひお参りしておきたいお稲荷さんです。
ただ、伏見稲荷大社全体はとても広く、長く坂道が続きますので歩きやすい靴で行くのがおすすめです。奈良時代にこの本殿や千本もの鳥居をひとつひとつ人の手だけで造ったこと思うと、「すごい」とか「美しい」という言葉を超越した何とも言えない感慨深い気持ちになります。ただ映える場所として行くだけではなく、1300年の歴史を五感で感じて学んでみてはいかがでしょうか。
【住所】
〒612-0882
京都市伏見区深草薮之内町68番地
【アクセス】
・JR奈良線稲荷駅から徒歩すぐ
・京阪電鉄京阪本線伏見稲荷駅から徒歩5分
・市バス伏見稲荷大社前から徒歩7分
【拝観時間】
終日参観可能
~日本が世界に誇る歴史的建造物 「清水寺」~
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざでも知られている清水寺。こちらも京都に行くならば1度は必ず訪れるべき場所といえるでしょう。懸造り(かけづくり)と呼ばれる日本古来の伝統工法で作られた本堂は高さ約13m、ビルの4回の高さに相当します。木材同士を巧みに組み合わせ釘を1本も使わず建てられた本堂は日本人の技術の結晶です。
「目隠しの門」や「音羽の滝」などたくさんの見どころがある清水寺ですが、参拝のおすすめの時間帯は夕方!というのも、夕日が沈んでゆく姿が見える西門から見る洛中の眺めが極楽浄土を彷彿とさせるほど美しく、特に夕日の見栄えが見事だったと言われているからです。オレンジ色に包まれる京都の街はとっても幻想的ですよ。
【住所】
〒605-0862
京都市東山区清水1丁目294
【アクセス※京都駅から】
・京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分
・京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分
【拝観時間】
6:00~18:00
※夜間特別拝観の場合は21:00まで
~日本一の格式をもつ禅寺と異国情緒あふれる景色のコラボレーション 「南禅寺」~
南禅寺は、禅宗(臨済宗、曹洞宗、日本達歴宗、黄檗宗、普化宗)の1つである、臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。また、日本最初の勅願禅寺でもあり、日本全国の禅寺の中で最も高い格式をもつとされています。
景色の移ろいが美しく、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られています。そして、もう一つの見所が水道橋(水路閣)です。明治維新に建設されたこの水道橋。アーチ状に積まれたレンガがなんともレトロな雰囲気を醸し出しています。和と西洋の雰囲気を1度に味わえる魅力的な場所です。
【住所】
〒606-8435
京都府京都市左京区南禅寺福地町
【アクセス】
・市バスで東天王町下車または南禅寺・永観堂道下車 徒歩10分
・地下鉄東西線蹴上駅から徒歩10分
【拝観時間】
8:40~17:00
※12月~2月は16:30まで
~日本の伝統庭園様式、枯山水を楽しむ 「龍安寺」~
水を使わず、石や砂のみで山水を表現する庭園様式「枯山水」の名所である龍安寺。550年以上の歴史がある龍安寺は世界遺産にも登録されています。
この白砂の模様(砂紋)は水の流れを表現しており、石庭はどの位置から眺めても15の石を1度にすべて見ることができない仕掛けになっています。にぎやかな観光スポットではなく、静かにその空間と空気感も一緒に鑑賞するための場所であるため、自分と向き合いたい方や心を無にしたい方にはおすすめの寺院です。
【住所】
〒616-8001
京都市右京区龍安寺御陵下町13
【アクセス】
・京都駅から市バス50番系統 立命館大学前下車 徒歩7分
・京阪電鉄 三条駅から市バス59番系統 龍安寺前下車すぐ
・京福電鉄 龍安寺駅下車 徒歩7分
【拝観時間】
8:00~17:00
※12月~2月は16:30まで
~突き刺さった鳥居!?商店街に突如現れる天満宮 「錦天満宮」~
「歩けば寺社仏閣に当たる街・京都」と言われるように京都の繁華街「新京極通り」に突如現れる天満宮が錦天満宮です。もともと学問の神様ということでかねてから学生や若者に人気のパワースポットですが、もうひとつの見どころがこの鳥居です!
建物の壁をよく見ると、、、鳥居が壁を突き破っています!!!
かつては両サイドの建物は鳥居よりも低かったそうですが、建物を高く建て替える際に鳥居を削るわけにもいかず、写真のように鳥居を貫通させるというなんとも斬新な方法をとったそうです。観光名所の錦市場のすぐそばにありますのでぜひ足を止めて見てみてはいかがでしょうか?
【住所】
〒604-8042
京都市中京区新京極通り四条上る中之町537番地
【アクセス】
・市バス四条河原町下車 徒歩5分
・阪急電車 河原町下車 徒歩10分
【拝観時間】
8:00~20:30
~悪縁を切り良縁を結ぶパワースポット 「安井金比羅宮」~
「縁切り神社」とも呼ばれるパワースポット、安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)。「縁切り」と聞くと少し怖いイメージを持ってしまうかもしれませんが、「悪縁を切り良縁を結ぶ」という意味合いなので、良縁にも効果があります。
例えば、最近身の回りであまりいいことが続かない、、、という方は縁切りを。片思いの人とうまくいってほしいという方は縁結びを願ってこの穴をくぐりましょう♡
また、境内の一角にある「久志塚」は女性におすすめのスポット。古くなった櫛を供養するために築かれたもので、美髪や美容にご利益があります。美しくなりたい女性はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
【住所】
〒605-0823
京都市東山区下弁天町70
【アクセス】
・京都駅から市バス206系統北大路バスターミナル行、「東山安井」下車、南へ徒歩1分
・京阪本線 祇園四条駅から徒歩10分
・阪急京都線 河原町駅から徒歩15分
【拝観時間】
終日参拝可能
※お守り、絵馬等の授与所は9時~15時半まで
~女性必見!鏡絵馬で美人祈願「河合神社」~
女性一人旅でぜひ足を運んでほしい河合神社。可愛くなりたい、綺麗でいたい、そう思わない女性はいないはず。河合神社は下鴨神社の摂社で、魅力的な女性になりたい女性の願いを叶えてくれる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が河合神社には祀られています。
河合神社で有名なのが「鏡絵馬」と呼ばれる、手鏡形の絵馬。本殿脇にはたくさんの「鏡絵馬」が奉納されています。この鏡絵馬は、絵馬に描かれた顔を自分に見立てて、美しい女性になれるように願いを込め、お化粧をして奉納します。自分のメイク道具でお化粧すればご利益が上がるそう♡
メイクが完成したら、裏面にお願いごとと名前を記します。そして本殿祭壇前にある鏡に自らの姿を写し、祈願して奉納しましょう。奉納すると、御供米をいただけます。このお米をいつものご飯に混ぜて炊いていただくと美しくなれると言われています。自分磨きにはぴったりなスポットです♪
【住所】
〒606-0807
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
【アクセス】
・京阪電車 「出町柳駅」より徒歩約3分
【拝観時間】
6:30~17:00
~みたらし団子発祥の地「下賀茂神社」「加茂みたらし茶屋」~
きっと誰でも1度は食べたことのあるであろうみたらし団子。発祥は京都であることを知っていますか?みたらしとは「御手洗」と書き、下鴨神社で平安時代から行われている「御手洗(みたらし)祭」というお祭りの際に、下鴨神社の境内の御手洗池に足を膝まで入れて無病息災をお祈りするために、神社の氏子がお供えをした串団子が起源といわれています。
よくみると、5つのうち1つだけ離れている団子。諸説ありますが、これは人間に見立てられており、串の先にあるのが頭、続く4つの団子が四肢とみたたて、お供をして、祈祷してもらい、持ち帰って食べることで、厄除けなどの意味があるそうです。
老若男女問わず昔から愛されるみたらし団子ですが、発祥の地で食べるみたらし団子はまた格別♡下鴨神社に面した「加茂みたらし茶屋」さんで昔ながらのみたらし団子をいただくことができますよ!
【住所】
〒606-0816
京都府京都市左京区下鴨松ノ木町53
【アクセス】
・京都市バス 下鴨神社前下車すぐ
・京阪電車 出町柳駅から1,029m
【営業時間】
9:30~19:00(LO18:00)
【定休日】
水曜日(祝日営業)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
いかがでしたか?京都といえば、やはり神社仏閣めぐり。一人旅でその神社仏閣の歴史をゆっくり味わいながら巡るのもまたひとつの楽しみです。人気再燃焼中の御朱印集めにもぴったりなエリアですよ。